なんだか巷ではゴールデンウイークとやらでお休み帰省のウホホビッチのようでございますが、私めは本日も出勤皆勤カックラキンでございました。
暦どおりのお仕事に不満はございませんが、同僚がほぼ全員休みとなると正直「あれ…?」と思うところもあるのでございます。
心を癒すべく、昼休みにコンビニへ向かう際に少し遠回りをして、ハトのいる道を通りました。
「動物大好き!見ているだけで癒される!」などと、実際そこまで好きでもないくせに動物を見た時だけ急に動物好きをアピールしだす女子大生のような事は申し上げませんが、人間以外の動物を見る事で何らかの落ち着きを覚えるのは事実でございまして、ようするにハトを見に行ったのです。
そうしたらおハト様は絶賛交尾の真っ最中でございまして、白昼堂々往来のど真ん中でウフンアハンとヨロシクやっていらっしゃるわけなのです。
これはもう由々しき事態でございましてですね。人間の皆さまはご存知ないかもしれませんが、僕はハトの世界では名の知れた神様なのです。
すべての雄鳩は僕の夫、すべての雌鳩は僕の妻、すべての鳩は僕の子供、みたいな伝説が業界では一般的なのです。
この僕はゴールデンウイークまで働いているというのに、お前達ハトは何をしているのかと。
もう僕は感極まれりという感じでですね、知人に電話をかけたんです。
「ハトが道で交尾してる!ハトが道で交尾してる!」と。
電話は即座に切られてしまいましたが、これは非常に由々しき事態なのです。
もしこれがハトではなくて人間だったら。それを見付けたのが神様だったら。
神は罪深き人間の行いを嘆くでしょう。そして神様の友達に電話するでしょう。
「ヒトが道で交尾してる!ヒトが道で交尾してる!」と。
即座に電話を切られ絶望した神はセブンイレブンでグラタンを買って職場に帰るのです。
もう何だかよくわからないのですが、とりあえず何となくへこみました、という話なのです。