病院で勤めているお友達が田舎のほうに左遷されるそうで、お別れ会をしてきました。
「都会での一人暮らし」から「田舎での一人暮らし」へ。
家財道具などは現状で揃っているでしょうから、餞別の選別も悩みどころです。
地元の友人たる僕らは、彼女に何を差し上げるべきでしょうか…!
案1.S字フック
あればあったで便利なのですが、お別れ会でこれをもらったら…僕ならちょっとへこみます。
案2.毛蟹
高級でおいしいのですが、転居前に傷んでしまいます。
案3.さいばし
有用な日常品でありつつも、さいばしの"さい"は「幸い」の"さい"と言える、洒落たアイテムです。
同時に「災厄」の"さい"でもあり、幸も不幸も差し上げる感じがストイックでいい感じです。
ただ、辞書をひくと「菜箸」と書くそうで…残念ながら、今までのはすべて僕の妄想でございました。
結果、僕からのプレゼントは「舌ブラシ」に決定。
あると便利だけど無くても全然困らない…というか欲しいと思う機会が滅多にない、絶妙なチョイスです。
無事この「いらないとも言えないけど、いるとも言えない」微妙な感じに、狼狽していただけました。
気軽に会う事は出来なくなってしまいますが、左遷も本人次第では栄転と成り得ます。
彼女の輝かしい未来と「病院に勤めている人特有のこわい話」の新ネタが増える事を祈りたいと思います。
・
それと、当の左遷される方からバレンタインデーのお菓子を貰いました。
もうホワイトデーすら終わってしまいましたが、さすがは10年来の友人。
「義理チョコ」の義理は「義理人情」の義理と同義でございます。その気遣いに感謝しなければなりません。
さて、一ヶ月遅れで頂戴しているわけですから、早めにいただかなければ…
えーっと…
!?
一ヶ月遅れというか
2月14日に貰っても手遅れなのですけれども…。
義理チョコのはずなのですが、僕はかつてこれほどの不義理を見た事がありません。不義理マシュマロです。
…これは僕も一ヶ月遅れのホワイトデーに、素晴らしい物をお返ししなければ…!