会社の自転車を壊してしまいました。石垣です。
乗っていて…とかではないのです。(※僕は徒歩よりも速い乗り物を操作できないのです)
会社の外に「会社の自転車」が置いてありまして、今日はもう事務所閉めるよ、となったので「じゃあ自転車しまいますね!」って自らお片づけを名乗り出たはいいものの、自転車乗らないから運び方がわからなくて、とりあえず
を掴んで持ち上げたら…バチンって音がして、サドルが…
ほら、よく「サドル盗まれた!」なんて話があるじゃないですか。
だからバチンって音も、留め具か何かが外れた音だと思ってたんです。
自転車に乗る人ならすぐにはめ直せるのだろう、と軽い気持ちで「すいません、何かとれちゃいました」って軽く謝りながら事務所内に運んで、よく見たら…完全に割れてる。ぶっちぎれてる。
これは…そう、小学生のときにプラモデルの腕を折ってしまったときのような。絶望的な修復不能。
他人の物を壊すと自分が精神的ダメージを受ける僕としては、大パニック。とにかく謝る事しか出来ず…。
社長は「古い自転車だから別にいいよ」と笑って許してくれたので、場の空気としては丸くおさまり、終業・帰宅したものの…今なおその事で頭が一杯です。
古い自転車。長らく誰かを乗せて走り続けた自転車。
壊れてしまった。もう走る事が出来なくなってしまった。いや、走ろうと思えば走れるけど、乗ると尻が痛い自転車になってしまった。
今日壊れなければ、きっとあの自転車は明日も誰かに乗られて走っていた。
…自転車の持ち方もわからないのに「僕が片付けます」なんて積極性を見せたから。
僕が壊したのは自転車であり、それが積み重ねてきた過去と思い出すべてであり、それに連なる未来すべてなのです。
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…とまあそんな感じで、かなり深刻に落ち込んでおります。
「他人の物を壊しておいて、壊した奴が一番落ち込んでる」という意味がわからない状況なのですが、いわゆる地雷でございます。
自分しか踏めない位置に地雷があるというのもおかしな話でございますが、こればかりは性分でございますので、どうしようもありません。
そう、saddle(サドル)による、sadな(悲しい)お話なのでございます。
うまい事を言おうとして微妙にハズしている場合ではございません。
明日はちょっと早く家を出て、菓子折りでも買って行かなければ…!