ハエとり紙大先生と蚊取り線香助教授のおかげで、コバエはすっかりいなくなりました。石垣です。
…しかしどうやら蚊も入って来ていたようで、一晩でなぜか左腕だけ6箇所も刺されてしまいました。
僕自身がケガ系の写メは苦手なので写真などは掲載しませんが、すべて左腕のひじ周辺に偏ってそれぞれが直径2cmほど真っ赤になって腫れているので、腕の形が変わって見えるほどです。
規模は小さいですが、先日ニュースになっていた「いじめで根性焼き20回以上」を想起させるような見た目です。
しばらく半そでは着られません…!
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話はサッパリと変わりますが、「リスペクト」というのはアレでございますね。
「○○をリスペクトしました!」とか口で言うのはいくらでも出来る事で、本当に大切なのは原作(原曲)が大好きな人がそれを見て「ああ、この人は原作がとても好きで、本当にリスペクトしてるんだな」と好意的に感じられるかどうかだと思います。
それはたぶん技術的な話や出来映え自体の問題よりも、もっと抽象的な「本当に作品を好きなファンにしかわからない部分」というか…一種の「魂」みたいなものに起因すると、僕は推測します。
世には「ぶっちゃけヘタだけど、原作への愛を感じる」なんて評されるリスペクト作品もございますからして、やはり「技術」と「ファンの心に響くかどうか」は別ものなのでしょう。
逆に原作への愛情が感じられない"自称"リスペクト作品は、どれだけ技術があろうと、ネームバリューなどを並べ立てようと、原作ファンの心には響かないものなのです。
音楽でも、絵でも。コピー、カバー、アレンジ、オマージュ、パロディ、二次創作…そのどれにも言える事だと思います。
僕自身は基本的に「よく知らない物をにわか知識で描くのは、本当のファンの方に失礼」と考えておりますので、二次創作(いわゆる版権もの)の絵はあまり描きません。
何かを自分フィルターに通して、自分の腕で絵に描いて、リスペクト作品として公開するのであれば、小説やマンガならば全巻読んで、ゲームならばクリアまでプレイして、有名人ならばWikipediaなどでその人柄をキチンと理解して。最低限それぐらいはしなければ、ダメだと思うのです。
(もちろん「このキャラクターのデザインがカッコイイ」とか「このドラマに出てたこの人カッコイイ」とか、きっかけは些細な事でも良いと思いますけれども)
ちょっと堅すぎるかもしれませんけれど…それが作品への礼儀であって、作品のファンへの礼儀であって、「リスペクト」(respect/尊敬する・価値あるものに対し、それにふさわしい敬意を払う)だと思うのです。
…なぜ急にこんな話をしたかと申しますと、先日アレでございます。
10年以上前の好きな曲がつい最近カバーされたのですが、CDを買って聴いた後「死ね」という言葉しか浮かばなかったのでございます。
…いえ、出来る限り乱暴な言葉は使わないように生きているつもりですし、他者の作品にケチをつける事も極力しないよう心がけてはいるのですが…
本当に心から残念に感じまして、たぶん本人を目の前にしても余裕で申し上げられるだろう、というぐらいに怒り心頭状態でございましたので、きっとこれは僕の中のファン心理というか、譲れないものなのだろうと思います。
(インターネットで調べてみると、そのカバー曲は海外でもボロクソに叩かれているようですので…きっと僕だけではなく、世界中のファンの反感を買うようなものだったのでしょう)
悲劇なのです。10年越しに好きな曲のカバー聴いて、「拝金主義」と「売名行為」って感想しか出ないのは…!