北海道は温かくなったり寒くなったりが本当に激しゅうございます。石垣です。
こうも気温に幅がございますと体温調整がうまく出来ませんで、いっそきっぱりと夏になって連日30℃前後で固定してくれた方が―…あ、いえ、25℃ぐらい…いえいえ、20℃前後で落ち着いてくれた方が楽なのですけれども…!
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たぶんいつ書いても不謹慎になってしまいますのでいま書こうと思うのですけれども、
最近の通り魔事件って、何かがおかしい気がするのです。
江戸時代より、現在でいう18時頃を「おうまがとき」と申します。
漢字で書くと逢魔時(魔に逢いそうな時間)、もしくは大禍時(とても不吉な時間)。
薄暗くなってくる時間帯、オバケや妖怪に気をつけて…という事でしょうけれども、
大抵の場合「魔」も「禍」も、正体は人の手によるものです。
すなわち辻斬りや人斬りと逢うのは夜が多かった、という事なのでしょう。
ほかにも「闇討ち」「闇に紛れて」「白昼堂々と」などの言い回しが残っているように、
「悪事が行われるのは夜」であったのだと思います。
でも最近の通り魔事件は、まさに「白昼堂々と」日中に起こるではありませんか。
江戸時代の辻斬りは、刀の試し切り・腕試し・憂さ晴らし・願懸け・趣味など…目的があって行われていたものとされています。つまり「理由あって人を斬るが、捕まるわけにはいかない」という事です。
ちょっとアレな言い方になりますが、そういう「100人斬りを目標にしていた」とか「どうしても殺したかった」みたいな極悪人だというなら、まだ理解できるんです。人斬りをしなければ、犯人の欲求は満たされないのですから。
それに比べて現代の通り魔は「目立ちたかった」「死にたかった」「捕まりたかった」みたいな動機ばかりで、「何となく人を斬りました、当然のように捕まりました」みたいな事件ばかりな気がするのです。
そもそも犯人自身が「人斬り」という行為に重きを置いていないし、お前それ万引きとかでも良かったんじゃない?何の罪も無い他人を斬る必要はあったの?って思ってしまうような。
ちょっと語弊があるのは承知で申し上げますが、狂気も矜持も感じられないというか…いえ、人斬りに矜持も糞もあるか!と言われれば最もなのですけれども…何だか本当に雑で適当な感じがするのです。
…そして、頻発し過ぎだと思うのです。
数年前から何度も書こうと思っていたのですが、さすがに事件の直後に書くのは不謹慎…と控えておりましたら、そろそろ書こうかと思う度に新たな通り魔事件が起きて…という感じでございました。
世相といえばそうなのかもしれませんが…自分の身は自分で守らなければならない、という事でしょうか…いやはや…!
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そういえば昨日も大阪で通り魔事件があったとニュースで見た気がするのですが、全然報道されておりませんね。
ふだん通り魔事件が起きれば、犯人を徹底的に調べ上げて、犯人の卒業アルバムとかまで長々と報道されますのに…!
…ニュース自体が僕の記憶違いなのか、あるいは何かしら犯人を庇う意図でもあるのか。
理由はわかりませんけれども…謎が謎を呼ぶ感じですね!
生粋の日本人としては、どうか日本国民をきちんと守ってくれる国になれば良いな、と思います。
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>ヌーノ先生
そうですね。酒と喧嘩は江戸の華と申しますし、すべてを否定するつもりはございませんけれども…節度が大切だな、と感じる次第にございます。