札幌は暑かったり寒かったりでたいへんでございます。石垣です。
しかしこの「急激な気温の変化」にもそろそろ慣れてまいりまして、何とか対処できるようになってきた感がございます。
全国的に猛暑が続く中、少しでもひんやりと過ごせるのは北海道のメリットであり、とても幸せな事のように思います。
…とはいえ、いきなり東京より暑くなったりも致しますので…油断は禁物でございます!
皆様も体調管理にはくれぐれも!お気をつけ下さい!
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インターネットで、「他人の絵を批評したがる人は、絵が下手で描けていない奴が多い」という記事を見ました。
(上の文章がそのままタイトルになっておりますので、ご興味がおありの方はご検索いただければと思います)
僕もその内容はだいたい合ってると思うのですけれども…こういう法則は、絵に限った事ではないとも思います。
もっと言うなら芸術分野に限った事でもなく、お笑いだとかスポーツ競技だとか、とにかく結果の残る事、評価され得る行為すべてに関してその法則は当てはまるものではないかな、と思うのです。
世の中の大体の物事というのは、テレビゲームで喩えるとだいたいレベル20ぐらいまではガムシャラな努力だけでも到達できるものだと思います。
ただその先は急にレベル上げが難しくなって、必要な経験値が多くなったり、好ましいステータスが上がらなかったり、レベルキャップ解放のために様々な事をしなければならなかったり。
そんな環境で頑張ってレベル30や40に到達した人に対して「お前よりレベル80の人の方が強いよ(笑)」とか言えちゃう人は、そもそもレベル20にすら到達してない人だと思うのです。
…ちょっとテレビゲーム用語が多くなってアレですが、どんな物事でも真の高みを目指すのはとても大変な事で、そしてそれがどれだけ大変かは、その環境に身を置いた者にしかわからないものでございます。
だから、何かに本当に一生懸命打ち込んだ事がある人は「"自分よりちょっと上手い奴"に追いつくのがどれだけ大変な事か」とか、「0.1秒を縮める事の大変さ」とか、そういうのを身をもって体験しているから…
たとえ別ジャンルであろうとも、安易に他者の結果を貶めたり否定したりは出来ないものだと思うのです。
ですから「他人の絵を批評したがる人は、絵が下手で描けていない奴が多い」というのは、だいたい合ってると思うのです。
インターネット上の批評は「大人のふりをした子供」や「子供の心で満たされた大人」がたくさんいらっしゃいます(そして彼らは声が大きい)し、現実においても偏執的に他者を批判する方というのはどこかズレていらっしゃる場合が多いものです。
きっと何かに打ち込んだ事がないから、努力を結果に繋げるという事がどれだけ大変な事かわからないから、他者を蔑む事に躊躇しない方が多いのではないでしょうか。
…ただ、十把一絡げに「批評したがる奴は何も出来ない奴だから、何を言われても気にしなくていい!」と切り捨ててしまうのもまたアレなのかな、とも思うのです。
何でしょうね。批評を受けた時に言いなりになれば良いというものでもありませんし、
かといって観客に対して「じゃあお前がやってみろよ!」と反論するのもズレている気がしますし、
「何を言われても自分の道を進む!」という確固たる意思も、時として破滅の道へまっしぐらです。
…その辺りを柔軟に対応して、自分を成長させるものをとり入れていく取捨選択もまた、レベルキャップ解放条件のひとつなのかもしれませんね。
難しいものです…!