札幌は雪!…との予報でしたが、僕の生活範囲は雨でございました。石垣です。
雪でこそなかったものの、気温も下がり、雨も冷たいものでございましたので…きっと雪が降る日もそう遠くはないのだろう、と思います。
冬将軍との決戦は間近、気の引き締まる思いです…!!
・
そういえば月曜から「読書週間」なのだそうです。読書の秋!
恥ずかしながら僕はここ十年ぐらいほとんど「読書!」と胸を張って言えるような読書はしておりませんけれども、
せっかくの機会ですから最近読んだ本を挙げて、皆様にオススメさせて戴こうかと思います!
まずはオモコロでも執筆されている
遠藤さんの「マジオチくん」です。
遠藤さんは同人誌(自費出版)やWEB漫画なども手がけられていますが、そのどれとも違う内容との事でございます。
コミックス一冊という事でWEB上の記事よりも量が多く、また本という媒体ゆえの工夫がなされておりまして、とてもオススメでございます!
2年ぐらいずーっと探していたのですが、最近
東京の本屋さんにしか置いていないという事を知り、アマゾンさんで通販しました。
(遠藤さんの
ブログと
ツイッターと
ピクシブ)
次に
東谷文仁先生の「恋と成」です。
むかし月刊少年ジャンプで「黒いラブレター」というギャグ漫画を描かれていた漫画家さんなのですが、雑誌廃刊と同時に連載が終了し、コミックス最終巻にて
…という不穏なメッセージを残し、消息不明となられておりました。
現在は「月刊北國アクタス」というマジメな総合月刊誌の1コーナーでこちらの漫画を連載されており、相変わらずクレイジーなおばあさん(よく全裸になる)や老け顔の男子小学生(よく全裸になる)が跳梁跋扈されていらっしゃる、素敵な漫画です。
連載されている雑誌が
石川県と富山県のローカルなものだそうで、コミックスも札幌の本屋さんでは全然見つかりませんで…!楽天ブックスさんで通販しました。
そして
軍島曹一郎先生の「地獄ようちえん」です。
「10年愛されるキャラクター」というコンセプトで角川グループが総出で企画されたキャラクターなのだそうなのですが、残念ながら1年半で大団円を迎える運びとなったようでございます…!
こちらの漫画版を執筆されている軍島曹一郎先生がむかしすごい僕の絵を宣伝して下さっておりまして(ツイッターで僕の名前で検索すると、僕がツイッターを始める前から何度も宣伝して下さっていた痕跡が出てきまして、大変驚きました…!)御礼はメールでもお送りさせて戴いたのですが、何か恩返しせねば!!という事で購入させて戴きました。
たいへん可愛い絵柄でエグい事をされていらっしゃる4コマ漫画でございますので、是非とも多くの方々の手で10年愛されれば良いなと思います!
(軍島先生の
サイトと
ツイッターと
ピクシブ)
最後に
「杉森建の仕事」です。
「ポケモン」のイラストを初代から担当されている、杉森建先生の画集です。
ファミコンの「クインティ」「ジェリーボーイ」のイラストも手がけていらっしゃり、90年代から現代に至るまでの一人のイラストレーターの進化録…といった感じで、とても参考になりました。
ポケモンのイラストは全体の5%ぐらいなので、ポケモン目当てで購入された方がたいそうガッカリされたようでアマゾンの評価がとても微妙な事になっておりますけれども…。
かなり長文のインタビューも丁寧で読みやすいですし、絵も漫画も紙いっぱいに見やすく印刷されており、360ページもあってお値段1850円+税と、画集としては十分に満足いく出来栄えではないかと思います。
…という感じでございました!オススメブック!!
こうして挙げてみますと、僕の生活スタイルもあってか「空いた時間に数ページだけ…」みたいに気軽な読み方の出来る本が多いかな、と思います。
「壮大なストーリーの長編小説!」とか「すごく勉強になる参考書!」とかも大切ですけれども、自分のスタイルに合ったものを、無理なく取り入れる…というのも大切な事なのかなと思います。
(僕の場合は「そもそも人物名をまともに覚えられないぐらい記憶力が悪い」とか、「仕事の後で読書のためにまとまった時間を取りにくい、あまり頭を使いたくない、眼を疲れさせたくない」とか…!)
…とはいえ、やっぱりキチンとした「文章」を読んでいる人とそうでない人では、文章力が明らかに異なるものでございまして、こればかりはどれほど優れた漫画や画集を読んでも替えはきかないものと存じます。
現在はブログやツイッター・メールやLINEなどが発達しておりまして、文筆家でなくとも文章を発する機会はたくさんございますから…!
「この人、ちょっと文章見ただけでもバカっぽい…」と思われてはアレですから、恥ずかしくない文章を綴れるよう、活字に触れる機会も設けなければ!と思い直した読書週間にございました。
「読書
週間」というぐらいですから、きっと今週いっぱいは読書週間のはずですし―…何か一冊、文庫本でも読んでみたいなと思います。
・
オマケ
ツイッターで「色を塗る前の絵と、色を塗った後の絵を載せる」みたいなのが流行っていたので、僕も便乗してみました。
…線の主張が強いので、何だか色があってもなくてもあまり変わらない気もいたしますけれども…やっぱりこういうのは気持ちが大切でございますね!フルカラー!